信楽焼
Posted on 2月 7th, 2008
Posted by かおり
日本六古窯のひとつである信楽焼は、1250年の伝統を誇る日本最古の産地。
紫香楽宮の屋根瓦として焼かれたのが始まりといわれる信楽焼ですが、都は大火で消失し、室町後期の茶陶が興るまでは、種壷やする鉢などの日用雑器を作る窯として、農民の手で細々と受け継がれてきました。
釉薬を使わない土味をいかした、ぬくもりを感じさせる素朴な風合いの中に、多くの有名茶人が簡素美を見いだし、茶陶信楽焼として脚光を浴びた。
しかし、信楽が現在のような大きな窯場になったのは明治に入ってからです。
そして火鉢や灯篭などの庭置きづくりが盛んになったのは大正に入ってからです。
さらに、火鉢や植木鉢に「なまこ釉」などの窯変釉薬を施したり、模様を描いたりし始めたのは、昭和に入ってからのこと。
信楽焼は、時代とともに返還し、常に時代とともに進んできています。
即ちそれは、他の伝統的な窯業な町とは異なったあり方をしていると言えるでしょう。
素朴な美しさで、一時、茶陶として注目された信楽焼。
しかし、まもなく藩窯の伊賀焼にその地位を奪われた。
その後はもとの日用雑器に戻り、現在は、耐火力、保温力に優れた信楽の粘土より、植木鉢、花瓶、傘立、庭園用品、狸などの置物、食器、タイルを生産し、とくに適度な吸水性のある粘土は植木鉢に最適。」

